年賀状は日本の文化遺産

お正月の楽しみの一つは年賀状を受け取ることです。元旦は朝からお屠蘇を飲んで御節料理を食べたら、次は年賀状
を家族で仕分けして、自分に届いた年賀状を一枚づつゆっくり読むのは、なによりの楽しみです。

 

世界にはクリスマスカードを交換する風習はありますが、一つの国のなかで元旦に大量のはがきのやりとりをするのは、
たぶん日本だけだ思います。たしかに最近はメールで年賀をする人も増えているようです。しかしこの日本独特の
いい習慣は今後も続いて欲しいと願います。

 

クリスマスカードは12月24日のイブより前に届くように出すのが普通で、届いたカードを身辺のピンナップボード
に貼って楽しんだりします。ですから届く時期もバラバラで、読むタイミングもいっぺんにというわけにはいきません。

 

一方の年賀状は基本的には元旦一日かぎりで、まとめていっぺんに読んで、後からまた読み返すことはあまりありません。
このあたりの時間の凝縮された一点での行事というところに日本文化の特徴を見出せます。

 

最近は年賀状ソフトを使った、ワープロで宛名書きをした年賀状が増えました。しかしやはり表も裏も印刷した活字だけ
というのは味気なく感じます。できるだけ手書きの一言を添えたいものです。